損害賠償請求慰謝料請求ホーム > 債務不履行 > 債務不履行とは > 不完全履行とは

債務不履行とは | 履行遅滞 | 履行不能 | 不完全履行

不完全履行とは

  1. 不完全履行の要件
  2. 不完全履行が成立する時期と時効起算点
  3. 不完全履行による効果

不完全履行の要件

  1. 債務の履行はあったものの履行が不完全なものであること
    数量、品質に問題がある場合、または安全配慮義務など付随義務が完全でない場合などです。
    >>瑕疵修補請求権と特定物債権の瑕疵担保責任
  2. 債務者に帰責事由が認められること
    帰責事由とは、故意・過失または「信義則、これと同視すべき事由」 のことです。立証責任は債務者にあります。
  3. 違法性が認められること
    債務者に同時履行の抗弁権(お互いが履行しなければならない債務を持っていて相手方が履行しないときは自分も履行しなくてよい権利)や留置権がある場合には違法な遅滞ではありません。

今すぐ相談

不完全履行が成立する時期と消滅時効起算点

不完全履行が成立する時期は、履行されたものが不完全であったことが判明した時点です。

消滅時効起算点

「債務の不完全履行による損害賠償請求権の消滅時効は、本来の債務を訴求できる時から進行するとする」

本来、消滅時効の進行等は民法第166条に規定されており、「消滅時効は、権利を行使することができる時から進行する」とあります。債務の不完全履行による損害賠償請求権の消滅時効は本来の債務を訴求できる時から進行を開始するということになります。

今すぐ相談

不完全履行による効果

不完全履行に陥ったとき、債権者がとれる自身の救済の方法としては、以下のことが法的に考えられます。

  1. 契約の解除
    追完が可能な場合は催告は必要で、追完不能な場合は催告は不要で、契約を解除することができます。
    >>契約の解除について
  2. 追完請求権・瑕疵修補請求権
    追完請求権とは不完全履行となっていても、追完(完成することができる)可能な場合には、追完請求ができる権利です。また、引渡しされたものが壊れていた場合に補修費用を請求できる瑕疵修補請求権があります。
    >>瑕疵修補請求権と特定物債権の瑕疵担保責任について
  3. 損害賠償
    損害賠償の内容は填補賠償です。不完全履行を履行不能や履行遅滞と区別する実益は、積極的債権侵害・拡大損害を賠償責任の範囲に含めることができるところにあります。
    >>損害賠償請求の要件・時効  >>損害賠償請求の範囲

今すぐ相談


関連ページ(広告が含まれています)

相談・お問い合わせ

相談・お問い合わせ

損害賠償慰謝料請求ホーム

損害賠償・慰謝料の請求カテゴリ

▼損害賠償請求とは

損害賠償請求とは

過失相殺と損益相殺

損害賠償請求の時効

損害賠償請求の方法

損害賠償の保険制度

▼債務不履行とと損害賠償請求

債務不履行とは

債務不履行の損害賠償請求

瑕疵修補請求と危険負担

債務不履行による契約解除

債務不履行の強制履行

▼不法行為と損害賠償請求

不法行為とは

不法行為の損害賠償請求