自転車事故ホーム > 自転車事故事例・判例 > 歩道延長上自転車通行可の交差点内

信号機のない交差点内自転車通行可の歩道延長上の狭路上で、歩行者とすれ違いざまに転倒させた裁判例。
賠償額 約221万円

約221万円(既払い金10万円を除く) の損害賠償金支払い命令

事故事実
○事故年:京都地裁平成8年判決

○事故の場所:自転車通行可の歩道延長上の交差店内、信号機なし

○被害者:歩行者(71歳、女、喫茶店手伝い)

○被害の程度:左大腿骨頸部骨折

○加害者:自転車(女)

○事故事実:交差点の歩道延長上に狭路上で立ち止まってうつむいていた。歩行者のカーデガンに自転車のハンドルがひっかかり、歩行者も自転車も転倒。自転車は歩行者の上に倒れた。

被害者の主張・加害者の主張
○被害者の主張:損害賠償請求額322万円を請求

○加害者の主張:

  1. 突風によってカーデガンが大きく開いたので予見可能性がない
  2. 仮に、予見可能性があったとしても、カーデガンが開かないようにボタンをするなど怠っていたのではないか
  3. 上記1.2.より、過失相殺を50%以上と主張した。

損害賠償請求
損害賠償請求額: 約322万円

判決・過失割合
判決:過失相殺率0%、損害額は220万9712円(既払い金10万円を除く)

  1. 自転車が歩行者のそばを通過する時は、側方間隔を十分に取るべきだったが、自転車はそれを怠ったために、ハンドルに歩行者のカーデガンがひっかかったことは明らか。
  2. 加害者の主張(突風によってカーデガンが開いたのは予見不能)は採用できない。なぜなら、、自転車を運転する時に、天候や風の強弱、様々な歩行者の動きを予測することは、社会通念上通常のことであり、歩行者のカーデガンの形、大きさ、使用状況を見れば、風のなびき方が広がること、接触することを予見することは可能であるから。
  3. 1.2.からも、事故の原因は自転車の過失によるもの
  4. 加害者の主張(カーデガンが開かないようにボタンをする)も、歩行者の過失を決めることはできない。なぜなら、歩行者は止まっていたから。カーデガンの形状や大きさ、使用状況を見ても、歩行者の着用方法等に社会通念上の相当性を欠いた危険性があったとは言えない。

>>自転車事故裁判例一覧(歩道上)

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