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経年変化とは

経年変化と言うのは、年月が経つうちに住居が自然損耗することを言います。つまり、賃貸物件を明け渡す時の基準となる原状回復というものは、経年変化を考慮し状況によって変化するもので、借主だけが100%を負担するものではないということです。

経年変化とは

経年変化を考慮する理由には大きくふたつあります。

 

経年変化を考慮する理由

1)どのような場合でも、必ず経年変化、通常損耗があります。その分は賃借人が賃料として支払っているわけで、この経年変化と通常損耗の分が賃貸借期間中と明渡し時とで二重に請求されることになってしまいます。これを防ぐために経年変化を考慮します。

 

2)例えば、経過年数1年で毀損させた場合と経過年数10年で毀損させた場合を比べた場合、10年の場合は1年の場合よりも大きな経年変化や通常損耗があると考えるのが自然です。この場合に修復に必要な費用の負担額が同じであるというのは理にかないません。これを防ぐために経年変化を考慮します。

 

具体的に、壁紙を破いてしまった場合の例で見てみましょう。

あなたが新築の賃貸アパートに入居し、5年後に退去したと仮定します。

当然ながら、新築で入居したということは壁も新品ですから、その時の価値は100%です。しかし、5年後にはほぼ半分の価値になります。

あなたが住んでる時に、何かの拍子に壁紙を破いてしまった場合、あなたには、その部分については弁償する必要があります。

しかし、壁紙そのものに関しては5年経過していてその価値は半分程度ですから、借主側で弁償する費用も現在の価値全部、つまり、壁紙を総張替えする費用の半分の負担でよいことになります。

また、さらに長く10年ほど住んだような場合、壁紙の価値はさらに減少します。壁紙の価値の減少のほとんどの部分は自然損耗ですから、あなたが家賃の中で支払済みですから、仮に故意の過失があったとしても大きな負担はないと考えてよいわけです。

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