告訴状、委任状サンプル

  1. 告訴状サンプル・書式
  2. 告訴状・告発状の記載事項・書き方
  3. 言葉の注意点「当時」と「当」、「真実」と「事実」、「及び」と「並びに」、「又は」と「若しくは」
  4. 告訴代理権授与の委任状サンプル

1.告訴状サンプル・書式

告訴状

平成22年10月20日

茅ヶ崎警察署長 殿

告訴人 山田 太郎 印

告訴人

  住居  茅ヶ崎市南湖○-○-○
  職業  八百屋店主
  氏名  山田 太郎
   昭和○年○月○日生
   電話  0467-○○-○○○○
   FAX  0467-○○-○○○○

被告訴人

   住居  茅ヶ崎市若松町○-○
   職業  電気工事士
   氏名  川上 二郎

 第1  告訴の趣旨

 被告人の下記所為は、刑法第204条(傷害罪)に該当すると考えるので、被告訴人の厳重な処罰を求めるため告訴します。

 第2  告訴事実

 被告訴人は    年  月  日 午後  時  分頃、茅ヶ崎市十間坂○-○付近の路上において、告訴人に対し、交通の邪魔だなどと因縁をつけ、こぶしで顔面2回とみぞおちに1回殴打し、その結果告訴人に対し加療約2週間を要する傷害を負わせたものである。

  第3  立証方法

  医師丸山花子作成の診断書

  第4  添付資料

 前記診断書   1通

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2.告訴状・告発状の記載事項・書き方

告訴状・告発状の法定された書式や様式はありませんが、その目的を果たすために必要な記載事項があります。通常は、A4サイズ横書き、告訴状作成年月日は和暦で記載します。告訴状の提出先は、検察・警察どちらでも選択できます。どちらに提出するのがよいか、また、どの地域で提出するかは、告訴告発の方法のページを参考にしてください

告訴人(告発人)

 正式な告訴権者であるかどうか判断しますので、告訴人の住所・氏名・職業・連絡先(電話番号)などを記載します。 署名・押印が必要(記名はNG)
 会社が告訴人になる場合は、会社名の下に代表者の肩書と氏名を署名し、会社代表者印を押印します。

被告訴人(被告発人)

 被告訴人(被告発人)とは、犯人のことです。犯人の氏名・住所がわからない場合や、事件の真犯人でなかった場合でも告訴状自体の有効性はかわりません。 
  実務的には、わかる範囲内で、氏名・住所(住居)・本籍・生年月日・職業などを記載します。 (これによって、犯人が実在するか、前科はないかなど照合することができます。) 犯人(被告訴人)の氏名などが特定できない場合は、「不詳」と記載し、人物の外観的特徴を記載します。例えば、推定年齢、身長、体格、人相、髪型、声、臭いなど、特徴的な事柄を記載します。(はっきりとしている点、あいまいな点を区別して下さい。) 

犯罪事実

 どのような犯罪が行われたのか、事実を記載します。

 犯罪が行われた日時・場所・罪名などもわかれば記載しますが、必ずしも書かれていなければならない、ということではありません。また、被害者が考えた罪名を書いたとしても、検察や裁判官はこれに拘束されません。 しかし、実務的には、捜査官に事実を的確に伝えるためにも、犯罪の日時・場所・犯罪がどのように起きたか(動機、きっかけ)、被害後の事情・情状をできるだけ詳しく正確に記載することが望まれます。
もちろん、罪名も該当すると思われるものを予備的に主張しておきましょう。

犯人処罰の意思

 犯人の処罰を求める意思表示が必要です。 これの有無によって、書面タイトルがどうであれ、被害届と告訴状の区別がなされます。

その他

 立証方法、証拠関係(人的、物的証拠)、添付資料(写真など)、告訴・告発に至った経緯 などを記載したり添付したりします。

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3.言葉の注意点「当時」と「当」、「真実」と「事実」、「及び」と「並びに」、「又は」と「若しくは」

「当時○歳」と「当○歳」の違い

当時○歳は、告訴状や告発状に記載されている事柄が生起した当時に○歳だった、ということを示します。 そして、当○歳は、告訴状や告発状を提出しようとしている現時点で○歳であるということ示します。

「真実」と「事実」の違い

「真実」は、客観的に実際にあったできごと。本当の事です。そして、「事実」とは、当事者が本当の事(真実)と信じている事。実際には真実ではない場合であっても、「事実」といいます。

「及び」と「並びに」の違い

「及び」「並びに」は、2つ以上のものを並列してならべる接続詞です。 使い方としては  「A、B、C、D及びE」などと、 「及び」を最後に使用しA~Eを並列関係で接続します。
また、「並びに」は、並列接続が2段階になるときに使います。 「A及びB 並びに C及びD」 及びは小さい並列、並びには大きい並列です。 数式では(A+B)+(C+D)というかんじです。

「又は」と「若しくは」の違い

「又は」「若しくは」は、2つ以上のものを選択的に連結する接続詞です 。 使い方としては  「A、B、C、D又はE」 などと、「又は」を最後に使用しA~Eを接続します。 「若しくは」は、選択が2段階になるときに使います。 「A若しくはB 又は C」 又はは大きい選択、若しくはは小さい選択です。 (AorB) or C というかんじです。

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4.告訴代理権授与の委任状サンプル

親告罪などの告訴は「告訴権者」という「告訴ができる人」が特定されている場合があります。その場合において、告訴手続きを自分で行わず、第三者に委任する場合は、委任状を添付します。

委任状の日付を、告訴状の日付より後にしないよう注意してください。また、代理人が専門家の場合は肩書きを記載しましょう。弁護士や行政書士などの専門家でなくても、代理人になることは可能です。

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委任状

平成22年10月20日

茅ヶ崎市南湖○-○-○

告訴人 山田 太郎 印

私は、茅ヶ崎市新栄町○-○-○   弁護士 △△  △ を、代理人と定め、次の権限を委任する。

1.茅ヶ崎市若松町○-○居住の川上二郎に対する傷害事件の告訴に関する一切の件

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