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民法 弁済(債権の消滅)

時効、行為の取消、借主の死亡、弁済、供託、相殺などで債権は消滅します。

その6 弁済(債権の消滅)

弁済とは、債権の内容を実現すること

≪主体≫

  • 債務者(弁済の権限をもつ)
  • 第三者・・・債権者が満足するならよい 但し以下の場合は制限される
    1. 給付の性質による制限(474条-1但)
      一身専属的給付(ex.講演、絵を書く)
    2. 債務者の意見による制限(474条-2)
      利害関係のない第三者は債務者の意見に反して弁済できない
      →弁済による代位(499条〜504条)物上保証人、第三取得者は弁済できる
    3. 当事者(債権者、債務者)が反対の意思表示をしたとき(474条-1但)
      遺贈などの単独行為はその人
      ∴たとえ利害関係を有する人でもできな

≪要件≫

  1. 弁済者についての要件
    無能力者による引渡(476)
    • 制限能力者は引渡を取消すことができる
      しかし 債権者に対してもっと有効な弁済が必要
  2. 準占有者に対する弁済(478条)の要件
    • 弁済者が善意・無過失のときのみ有効
      ※準占有者:あたかも債権者のような外観を装っている
  3. 場所
    • 特定物の引渡(484)
      特定物が存在していた場所で(通常は合意で決める)
  4. 目的物
    • 特定物の引渡(483条)・・・現状で「これ」といったものを渡す
    • 他人のものの引渡(475条)・・・再度、有効なものの引渡で返してもらう
      • 即時取得(192)、附合による所有権取得(292)、
      • 時効取得(162)で取得した場合債権は消滅してしまう

≪弁済の方法など≫

  1. 弁済費用の負担(485条)
    • ふつうは債務者が負担する(ex.運送、荷造り、登録税など)
    • 契約費用は双方が負担
  2. 弁済の充当・充当方法
    • 指定充当(488条)
      当事者の指定によってきまる(指定権1;弁済者2;債権者)
    • 法定充当(489条)
      異論があったときや指定のないとき、法律によってきまる
    • 元本利息費用間
      費用、利息、元本の順
  3. 弁済の提供
    債権者が受領しないことによっておこる履行遅滞の責任を免れる(492条)
    提供の方法は
    • 現実の提供(493条)
    • 口頭の提供(493但)←もともと拒んでいるとき
    • (受領を催促)拒む意思が強固ならこれも必要ない
  4. 弁済による代位
    第三者が弁済したとき債務者に対して求償権がある
    これを優先的に確保すること
    • 法定代位(500) ・・・正当な利益を有する者
      (保証人、連帯保証人、物上保証人、担保の第三取得者)
    • 任意代位(499条) ・・・債権者の承諾が必要
    • 一部の代位 ・・・一部だけ弁済すると債権の一部だけ移転する
      ⇒権利行使できる。しかし、契約上の地位は移転しないため弁済者は解除権を行使できない

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