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猫が自動車を汚したり爪をたてるトラブル

近所の飼い猫が、自分の自動車のボンネットを寝床にして、爪を立てたり、足跡をつけたりしています。飼い主になにか損害賠償請求できるでしょうか?

  1. 猫の飼い主に損害賠償はできるか?
  2. 具体的な解決

猫の飼い主に損害賠償はできるか?

故意または過失によって他人の権利、または法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負うと規定されています。(民法709条) この責任を不法行為責任といいます。

さらにペットの飼い主については、「動物の占有者」として、被害者の損害を賠償する責任が規定されており(民法718条)、飼い猫が車にきずをつけてしまった損害を賠償しなければなりません。

ただし、飼い猫に対して相当の注意義務を払っていた場合には、その責任を負う必要はないのですが(民法718条1項ただし書)、猫が常に自由に家を出入りすることができ、他人の駐車場に入り込み車をきずつけたのですから、飼育についての過失が認められるでしょう。猫を放し飼いにしていた場合、猫の飼い主の賠償責任は免れず、車の塗装代金は請求できると思われます。

もちろん、飼ってはいなくてもえさを与え続けている「占有者」も、同じように損害を賠償する責任が発生します。

賠償内容としては、社会的にみて加害行為と相当の範囲にあるもの(相当因果関係)に限られるのです、車のきずの修理代、それと、代車が必要とされる場合の代車の利用料を支払わなくてはなりません。

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具体的な解決

証拠を集めておく

証拠として、猫が車に乗ったり、爪を立てている写真やビデオは有効です。それと、目撃者の証言も重要です。

もし、車にきずを付けている現場を目撃していた人がいたら証人として協力をお願いしておきましょう。

自分以外の被害者はいないか探す

あなた以外にも迷惑を受けている近所の人がいるかも知れませんので、そうした方達が集まって、猫の飼い主に対して改善の要求をすればより効果的と思われます。

話し合いによる解決

話し合いの際には、被害状況、どのように改善してほしいか、損害賠償請求をするかしないかなどをできるだけ具体的に整理しておきます。証拠の写真やビデオもできれば一緒に用意しておくのほうがよいでしょう。

示談書の作成

猫の飼い主が要求を受け入れてくれたら、後から「そんなことは言っていない」などのトラブルが起こらないように、必ず示談書を作成しておくことを忘れないようにして下さい。

飼い主が話し合いに応じてくれない場合には、

内容証明郵便でご相談者の要求を伝えるという方法もあります。それでも飼い主にまったく誠意が見られない場合には、裁判所の民事調停や訴訟を考えることになります。

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