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近所の人が野良猫にエサを与えて困るトラブル

野良猫の問題はとても深刻で、無責任な餌やりによる野良猫の増加や糞尿による悪臭や衛生上の被害など、多くの例が報告されています。

  1. 餌を与えている人の責任
  2. 「相当の注意」義務と、損害賠償請求

餌を与えている人の責任

野良猫や野良犬に日常的に餌をあげたり、寝床を与えたりしている人に対しては、動物の占有者としての責任が発生します(民法718条)。つまり、飼い主と同等の扱いになるわけです。

ですから餌を与えていた占有者には、その動物が他人に怪我をさせたり、他人の財産を壊してしまった時には損害賠償を負う責任が発生します。

例え、「餌を与えているだけで猫は飼っていない」と主張しても、餌を与える行為によって野良猫が増えてしまったり、ゴミ捨て場を荒らすような事態になってしまえば、損害賠償の責任を負わなければならない場合があるのです。

動物の実質的な飼い主として扱われる以上、適正に飼育し管理しなければなりません

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「相当の注意」義務と損害賠償請求

動物の種類や性質に従って「相当の注意」を払っていれば損害賠償の責任は免れることができます

猫に関していえば、「相当の注意」とは、戸外に出ない環境で飼っている状態が必要ということです。

ところが、餌をあげているだけの野良猫は、自由に外を移動しますので、他人の敷地で用を足したり、食べ残しの餌をそのままにしたりし、不衛生な状態にしてしまいます。

餌を与え続けている人は、「相当の注意」を怠っていることになり、被害を受けた人は、民事調停や裁判による損害賠償の請求ができます。

なお、えさを与えていた占有者に対する厳しい裁判例もあります。

ペット不可の賃貸マンションの敷地内で、ある住人が野良猫に餌を与えたために、他の猫も集まるようになり、糞尿や猫の毛や悪臭などで他の居住者に迷惑を与えたとして、餌をやっていた住人が賃貸契約の解除を言い渡されました。

場合によっては、契約の解除だけでなく、敷地内に破損や汚損があった場合には、原状回復や損害賠償、悪臭や不衛生などによる精神的損害に対する慰謝料まで請求される可能性もあります。

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