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預けた犬のせいで人がケガをしたトラブル

飼い犬を友人・知人に預かってもらったら、人にケガをさせてしまった場合、どういう責任があるのか。

  1. 法律では寄託契約
  2. 預かった人がケガをした場合
  3. 預かった人以外がケガをした場合
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法律では寄託契約

他人のものを預かる約束を寄託契約といい、民法657条以下に規定されています。

これは書面でなく口頭でも有効であり、「預かって。」「いいわよ」で、成立する契約になります。

法律上ペットは「物(ブツ)」として扱われ、預かることになった友人・知人は、預かった犬を注意して管理する義務を負うことになります。

この場合の注意の程度は有料で預かる場合と無料で預かる場合によって異なります。

有料の場合

善良なる管理者として高度な注意義務を持って管理することが要求されます。「善管注意義務」と言われ、その職業や社会的地位、経済的状態に応じて、一般的に期待される程度の注意義務を要求されます。

お礼としていくらか渡している場合は、こちらの有料に当たります。

無料の場合

自分の財産に対する注意力と同じ程度の注意を持って預かればよいとされます。預かる人は何の能力も要求されません。

お礼はせず、餌代などの実費程度で預けた場合はこちらに当たります。

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預かった人がケガをした場合

預かった人に過失があった場合

預かった人が、散歩中に信号無視をしたり、リードを離したり、よそ見をしたりなどして、預かった人自身がケガをしてしまった場合、預かった人の過失が、ケガの原因になっているので、飼い主には損害賠償の責任は生じません

預かるとは、法律上および社会通念上要求される義務があり、犬が事故にあわないように安全に気を配って散歩をしたり、見守ったりするということです。

加えて言うと、散歩を依頼されて代行した人には、依頼者に対して報告の義務も発生し、依頼人から尋ねられたことに対しては的確に報告をしなければなりません。

預かった人に過失がない場合

預かった人に何の過失もないのに、突然、犬が手を噛んだなどの場合、飼い主には損害賠償の責任が生じます

もともと、犬のしつけが全くできていなかったなどが考えられるからです。

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預かった人以外の人がケガをした場合

基本的には、預かった人は管理者・保管者として、飼い主は占有者として責任を負います。

犬を飼ったことがない人などに預けた場合、飼い主は、預かってもらう人の選任が悪かったということで、ケガをした人からの損害賠償請求の責任を負います。

犬を飼ったことがあり、よく犬の性質を把握している人に預けた場合は、飼い主は注意義務を果たしていることになり、このときは、預かった人が損害賠償請求を受けることになります。しかし、被害者に対しては、保管者である人が損害賠償の責任を負う場合でも、飼い主の占有者としての責任がなくなるわけではなく、飼い主も連帯して責任を負わなければなりません。(民法718条)

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