第82号 検察審査会は国民の感覚を反映させるため

「検察審査会」なんて、聞きなれない言葉だと思いますが、衆議院議員の小沢一郎氏の件で、ここのところ連日ニュースで流れています。検察審査会のしくみが分かると、よりニュースの中身が理解できます

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第82号 検察審査会は国民の感覚を反映させるため

刑事事件が起きたとき、告訴または告発によって、警察や検察が捜査を開始し、証拠を集め、検察が起訴するか不起訴にするかを決定します。

証拠がそろっていなければ、限りなく黒に近い灰色でも、公判を維持できないであろう、ということで、不起訴になる場合もあります。

検察は、さまざまな証拠や状況をみて、起訴するか不起訴にするかを決めるわけですが、検察が不起訴と判断した場合、

不起訴なんておかしい!! と思えば、検察審査会に、その判断を検討してもらうことができます。

検察審査会は、民意を刑事事件にも反映させようということで、法曹界(司法関係の人たち)の人間ではなく、一般国民から選出された人で構成されています。 普通の人の普通の感覚で、、もちろん、証拠なども吟味しますが、いったん不起訴となった事件について、

「不起訴相当」
   不起訴が妥当

「不起訴不当」
   検察は、もっと詳しく捜査しなければならないが、起訴しなければならないことはない。検察の判断が再度不起訴の場合には、もう、不服申し立てできない。

「起訴相当」
   捜査しなおし。起訴は義務ではないが、検察が不起訴にした場合に、また検察審査会で議決できる。 2回目も起訴相当になった場合は強制起訴になる

のいずれかを議決します。

今回、小沢一郎氏の事件については、

・検察は不起訴とした

    ↓

・検察審査会が「起訴相当」とした

    ↓

・捜査しなおしたが、検察は不起訴とした

    ↓

・再度、検察審査会は「起訴相当」とした

という流れがあったため、現在、強制起訴され、刑事裁判が始まってしまったわけです。 検察が、証拠不十分と感じて不起訴にしてきた案件ですから、今後どのように裁判が展開していくか、見ていきたいですね。

ちなみに、検察が不起訴と判断したのち、検察審査会へかけられ、起訴された事件は、水俣病事件、日航ジャンボジェット墜落事件、薬害エイズ事件など・・ 結構、大きな事件があります。

検察審査会の制度について、もっと詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてくださいね。

 ↓

検察審査会の制度

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