内容証明研究会 > 民法ノート > 物権(担保物権(抵当権)) > 抵当権の性質

民法 抵当権

担保物権である抵当権について

その11 抵当権の性質

抵当権とは・・

目的物の交換価値を支配する権利

  • 債権が弁済されない場合、目的物の競売代金から優先弁済をうける
  • 抵当権設定者のもとに占有をおいたまま、設定者が使用・収益できる
    →競売にかけたときの交換価値が大切なため

◇被担保債権について

金銭債権以外の債権でもよい
⇒損害賠償で金銭債権に転化する期限付き、条件付でもよい

◇目的物は

  • 不動産
  • 地上権・永小作権
    ☆登記、登録などによって公示できる物でなければならない
    なぜなら・・既に、抵当権(一番)設定しているものに 抵当権(二番)を設定する場合、知っていて設定するならよいが知らないと不利益をこうむる可能性があるから

※一つの債権につき複数個の不動産に設定できる(392条)

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抵当権の効力

抵当権が及ぶ範囲

  • 附加一体物(370条)(附加物と従物)
  • 附加物(242,243条)(2つ以上のものが結合して分けられない)
    ex.土地の木、家の雨戸
  • 従物(87条) (主物に従属し、主の経済価値を高めるもの)
    ex.主・・家 従・・畳、物置
  • 従たる権利(あるものの存在や利用のために必要な権利)
    ex.建物の地上権、賃借権
    当然にというわけではないが、設定当時附加されていた従物に関して及ぶ
  • 天然果実(371条)
    抵当不動産の差押があったときのみ(普通のときは及ばない)

優先弁済

抵当権を実行して目的物から優先弁済をうける

  • 順序:登記の前後によって決まる
  • 順位の変更:各抵当者間の合意で可。
    但し、利害関係者(ex.転抵当者、差押債務者)がいる場合承諾が必要

物上代位

抵当権の目的物が売却、賃貸、消滅、毀損された場合、債務者が受ける金銭に対して効力を及ぼす。
但し債務者に引き渡されるに差押をする必要がある(372,304)
ex.火災保険金

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第三取得者の地位の保護

抵当権設定後に取得した人のためにある制度(抵当不動産を広く流通させるため)を紹介します。

代価弁済(377条)

  • 抵当権者の請求に応じて第三取得者が支払う⇒消滅
  • 地上権を買い受けた者のとき抵当権が実行されて、競売の買受人に地上権を主張できる

滌除(てきじょ)(378条)

  • 第三取得者が自ら評価し抵当権者に提示、承諾されたら支払うか供託
    ⇒抵当権の消滅
  • 滌除に応じない場合
    ⇒増加競売 提示の1割増で競売にかけ、その値で買う人がいなかったら抵当権者が1割増で買い受けなければならない

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民法物権解説へのリンク

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